こだわりの味噌
新潟は食材の宝庫。新潟市の食料自給率は60%以上と政令指定都市のなかでも全国一!二位の仙台市でも約8%とその桁違いの差は圧巻です。考えてみれば、どんな食材も新潟市産で揃えられますよね!時期に合わせた美味しいものが豊富なのです。
そして新潟では気候を活かして、昔から発酵食品の製造が盛んに行なわれていました。聖徳保育園では、上大川前11にある老舗の発酵食品製造元より直接生味噌を仕入れています。生味噌は麹菌が生きていますので、冷蔵庫の中でも発酵を続け熟成が進む文字通り生きた味噌なのです。
給食ではローテーションが早いため、いつも出来立ての香り高いみそ汁が味わえます。一般に売られている味噌は熱処理をし、保存のための添加物や製品安定のための添加物、低質原料や発酵不足でも味を良くするための化学調味料(調味料アミノ酸等というもの)が含まれています。しかし、この新潟に伝わる昔ながらの田舎味噌の原料は、大豆に麹、食塩のみです。その大豆は北海道産「鶴の子」を使用し、麹は新潟産米で自家製された安全なものが使われて、その麹の量も大豆50:麹50の高比率です。前述のとおり熱処理をせず麹が生きている状態ですので、調理中は味噌汁の香りが園内中に広がります。この昔ながらの味、いわゆるおばあちゃんが作ってくれた味噌くさい本物の味噌の味を子どもたちに覚えてもらいたいと思い、この味噌を利用することに決めました。
価格は1kg=700円と高価ですが、一度に使用する量を考えれば所詮味噌の値段だと思います。もし購入することができたなら、ご家庭では生のきゅうりや旬のうど等につけたりして本物の味噌の味と香りを存分に味わっていただきたいと思います。
もし、ご要望が多いようなら、お帰りの時間にでも業者に頒布会を開いてもらうことも検討しています。ご要望をお寄せ下さい。